修道士は沈黙する
08年に独で開催されたハイディンガムサミットを舞台に政府や関係機関者の利害が交錯するサスペンスに神父が絡むというユニークな作品。俗物の頂点と崇高さの頂点というおよそ混じり合わない人間を上手くまとめた気がしました。
静謐なカメラワークが個人的には一番気に入りました。
クリスチャンとそうでない人、見た場合に感想が全然違う感じになるのでは。と思いました。
これ、米国や中華圏だったら製作されなさそうな作品ですよね。彼らの思想として、お金大好きでーす!何か悪いの??それで??な感じですからー。
あと、珍しいかったのは、個人的贔屓俳優のD・オートゥイユが英語のセリフを話していた事。かなり貴重です。L・ウィルソンも相変わらずカッコ良かった。歳を重ねても、ステキな俳優って良いですよね。