ハッピー・エンド
ハネケの映画は、毎回切り口は違えど、人間が一番怖いね。という主旨が一貫していると感じます。今回は、
キャストと題材が少し被っているという事もあり、「愛、アムール」の延長線上にある話の様に感じました。
ブルジョワ家庭に加入する事になる思春期女子の何を考えてるか分からない感じは、凄く良かった。自分もあの頃そういう風に見えてたかもなあ。とか考えてしまった。
今作は、携帯のカメラ映像から始まるという、今っぽい演出を取り入れてますが、デジタルネイティヴの子供を話の主軸に据えたのは、この辺の演出とのバランスが取れていたように思います。