昔のミュージカル映画は、人生とか恋愛に対する肯定というだけじゃなくて、こういう「世界の豊かさ」を堂々と歌い上げる役割も果たしていたような。そして「一歩足を踏み出す方向が違えば…」という、怖くも楽しくもある世界の中で、(どんなに遠回りしようとも)最終的に必ずハッピーエンドにたどり着く、アステアのステップそのものに惚れ惚れしてしまうのです。こういう素晴らしいものが存在するというこ自体が、世界や人間のために良いことという感じがします。
映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。