Kaala (Tamil - 2018)を川口スキップシティで。二回目。
やはりスキップシティの超絶映像t+音響でもう一度体験しておきたかった。一回目を見てから気になっていたところはかなり確認できたので満足。シヴァージ・ゲークワードとカーラ、この映画でラジニは二度も死ぬのだ。本作が激しい攻撃にさらされて、興行収入も思わしくないという情報も耳にする。そりゃそうだ、かつてない本格的な階級闘争映画なんだもの。ある種の伝統芸能として判で押したような極左映画を作り続けてきたナーラーヤナ・ムールティなんか真っ青で息してないんじゃないだろうか。ダリトが主人公なのに、「可哀そうなダリト」じゃない&ダリトが主人公なのに痛快でカッコイイというのが、本作の真に革命的な本質。二回目に見ても最後の5分ちょっとのネクストレベルのアジテーションには鳥肌が立った。イデオロギーの先進性に追いつき、メッセージをこれ以上なく効果的に表出するテクニックの洗練が圧倒的。