Bucket List (Marathi - 2018)をイオンシネマ市川妙典で。
マードゥリーのマラーティー・デビュー作にして、Gulaab Gang以来4年ぶりの出演作で、期待もあったがスッキリしない一本。見ているとモワモワとEnglishVinglishやHow Old Are You?などが浮かんでくる。熟年主婦が、不慮の事故で死んだ20歳女性の心臓を移植で授かり、その20歳が実現できなかった願望リストを潰すことで自分自身を取り戻すというのだが、主婦の自己評価回復と死者への鎮魂とがきれいに縒り合されない感じがあって弱い。リアリズムなど吹っ飛ばして、最後にはマードゥリーに鬼神のように踊ってほしかった。バイク乗りにチャレンジのところ、おいおい、バイクはゆっくり走らすほうが技術要るんじゃいと突っ込まずに黙っているのが辛かった。それからピクルスだのMakeMyTripだのコマいスポンサーを画面に入れ込むところには泣けた。熟年女性が主人公の作品が増えるのは良いことだが、どうしてこうチマチマとした自己実現みたいな方向に行くのか、スカッとしたアクションとかやってくれても全然ウェルカムなのだが。