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Aami (Malayalam - 2018)をDVDで。 

この作品を中心に雑文を書く計画を立てていたので待ち焦がれていて、届いたその日のうちに一気見した。この作品がイマイチだった場合の雑文の構成なども考えていたのだが、杞憂に終わった。カマル監督先品として最上の部類に入るのではないか(ただし現地のレビューはあまり振るわない感じ)。トヴィノ・トーマスは驚きのキャラ設定。幼年時代を演じた子役の素晴らしさ。思春期を演じた新人ニランジャナの馴染み方。そして初産を境目にしてニランジャナとマンジュが入れ替わる余りのスムースさ。若妻が夫の手引きで娼婦から愛の技術を学ぶシーンの美しさ。まさかのアヌープ・メーノーンの男前ぶり。それから、カマラーの文学の中で見逃せない、召使たちをはじめとした下層の人々の短いながらキャラの経った描写に一々痺れた。ラストシーンで自らを象になぞらえる台詞が出てきたが、否応なしにOzhimuriを思い出した。あれは何か定型的な言い回しなどがあるのだろうか。唯一気に入らなかったのは、作中のイタリア人がちょっとどうしようもないくらいに品がなかったことか。また読むべき本が増えた。

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