Onde Motteya Kathe (Kannada - 2017)をDVDで。
オルタナ系のほっこり映画としてよくできてる。ただ何となく飲み下せない部分もある。禿が伴侶探しの障害というのはわかるが、それがホントに致命的かということ。主人公の性格付けにイマイチリアリティーが感じられない。禿で容貌もドンくさく、人気のない職業についているけど、じゃあコミュ障なのかというと、そうでもない。時に子供っぽかったり、女性の前で奇矯な振る舞いをしてしまうことがあるけど、何といってもカンナダ語の教師だ。台詞がミューとされたソングの部分で、彼が女性や同僚と闊達に話をしているシーンがあるが、あんなに楽しく話せる人間がどうして、という気がする。自己中に生きているかに見えた用務員や弟が実は優しい奴だったというところには泣く。