The Difficult Bride (Bengali/2026)を東京国際映画祭で。
邦題は『問題だらけの花嫁』、バングラデシュ映画。ボディーホラーとの前情報で恐る恐る見に行ったけど、ゴア成分はほぼなし。婚約式を終えた女性が一月先の挙式に向けブライダルエステを始めるところから話が始まる。セリフにはないが花嫁は色黒。男性出演者はフィアンセと運転手と警官だけ。家父長制の批判は重要なテーマの一つだが、父親は全く姿を見せないのは効果を狙ったものか。上流階級の腐敗と退廃いうのも大きなテーマで、それはヒロインの大麻中毒に端的に表れている。ただ、ヒロインの設定として文字を書く人であり、NYの大学に留学する希望も持っているというのがあり、その一方で刹那的な享楽を好む性向や世の中一般への無知とがアンバランスと思えた。イスラーム的な女性美隠蔽の発想は上流階級には薄く、ノースリーブで外に出かけるなどの描写も。自家用車でのサロンとの往復ならそれも問題ないのだろうが。そしてマリゴールドの花の飾りなどヒンドゥー文化の名残も。幽霊の花嫁は何が問題だったのか。最後に剃髪して街路を歩く姿はサンニャーシニーを思わせる。