Puriyatha Puthir (Tamil - 2017)をTentkottaで。
ホラーともスリラーともつかない出だしから、リベンジ・スリラーへと流れ込む。2013年にスタートしながら各種の理由で公開が遅れたらしい。つまりスクリーン上に見られるのは3年以上前のVJSということになる。一見して新人監督のものと分かる雑なキャラ造形とエピソード、落としどころもだいたい分かってしまい、メッセージもかったるい。しかしまあ、ヒロインとじっと見つめ合って頬をすりすりするみたいなVJSのロマンス演技が、微妙な不協和音のように神経をくすぐり、見どころと言えば見どころ。