Pranaya Vilasam (Malayalam/2023)をオンラインで。
カンヌールの北パイヤヌール・カレッジに通うスラージは音楽家になることを望むが、父はそれをよく思わず、2人の間はぎくしゃくしている。父子はアヌをおさんどん扱いして顧みない。父は結婚前に付き合っていたミーラという女性と再会して心をときめかせているが、ある日アヌは何の前触れもなく心臓発作で42歳にして他界してしまう。遺品の整理で出てきた日記帳には、彼女が結婚前に愛して駆け落ちまでしようとしていた男の名があった。ティルネッリの山奥で遺灰を流す儀式に向かった父子は、母の故郷カッリャッシェーリに立ち寄り、その男と対面する。僅か110分の小品。他にPilatharaという地名が出てきて、またべカル・フォートへの遠足も画面に現れる。テイヤム演者などもチョコっと顔をのぞかせ、さらに北部ケーララ名物の政治的な謀殺も。しかしとにかく風景が美しい。最終シーン近くで、ヴィノードが祭場に居合わせて父子とすれ違うシーン、あれは過去のものだったのか、それとも遺灰を流した後にまだ続く儀式のものだったのか。マミタ・バイジュは勿体ない使われ方。