Joe (Tamil/2023)をオンラインで。
ともかく近年の若者映画を潰し見するプロジェクトの一環で手を出したけど、これはちょっと外した。2023年作品ながら古臭いヒーロー映画の尾骶骨が見え隠れする。手ひどい失恋で酒に溺れるデーヴダースぶりとか、なんのかんの言ってあまり努力もしてないのにまずまずの暮らしが転がり込んでくることとか。ラストの一発逆転ネタ(じつは第二ヒロインを暴漢から守った騎士でした)というのも成長物語とは相性が悪い。2008年の高校(?)生活、2010年のコインバトールのカレッジ、そこから2年ほどの交際を描き、その後チェンナイに移り、2020年に大団円。第一ヒロインはアレッピー出身のナーヤル。タミル語映画のマル・ヒロインは結構な割合でアレッピーが故郷。作中ではマラヤーラム語混じりで喋り、主人公はそれにタミル語で応じる。実家のシーンでも特に字幕などは出ないが、ヒロインの母にもう少しゆっくり喋ってほしいと主人公が頼むシーンがあった。例によって学祭りと武闘が出てくるが、アニマルぶりを描写するのではなく、主人公を中心に回る宇宙。その主人公がやはり力不足で、若さも感じられず生硬。