Thuramukham (Malayalam/2023)をオンラインで。
Annayum RasoolumやKammattipaadamのラージーヴ・ラヴィは気になりながらも追えていなかったが、すごく進化していた。いわゆるソングはないが、劇伴がダークなジャズでサックスのいがらっぽさが圧倒する。1940年代?のマッタンチェーリの港湾労働者(大多数がムスリム)の惨状の中から立ち上がった後姿を消した伝説的な巨漢。50年代になりその息子2人がたどる運命を描く。兄は反権力的な気風を持ちながらもボタンの掛け違いからグンダーとなる。きまじめな弟は左翼運動の渦中に身を投じる。息子の世代になると労働者はムスリムだけではなくなる。ヒロイズムを排した年代記としての俯瞰と個人の情動の描写のブレンドが見事。虚無的な結末はMalikを思わせる。ニミシャ、ダルシャナに加えてプールンニマの演技が印象に残った。土地の金貸しとしてホワイトジューが登場するなどディテールにも興奮。Chaappa Kurishuのチャーッパーという語はここから来たのか。そしてクライマックスは1953 Mattancherry shootout。