Hridayam (Malayalam/2022)をオンラインで。
は作為が感じられるが、立ち直りの契機としてはそれなりの説得力があった。それにしてもモーハンラール、プリヤダルシャン、シュリーニヴァーサンの子供達の映画を見て楽しむことになろうとは。/最後まで見ての感想。いわゆるComing of Ageもので、複数の恋愛経験で初めて大人の男女が完成するというAutographやPremamの系譜。さらにBad Girlや’96の要素もある。芝居の上ではダルシャナ・ラージェーンドランに一番の見せ場。カリヤーニは、やや型にはまったキャラクターで、後半に登場してかなり早回しの中で演技させられていたような感じ。後半の社会人編ではヴィニート監督らしい綺麗事の御伽噺がやや目立った。プラナヴの演じるアルンは前半で「ストーカーなどしない、正面から挑む」と新世代の言明をするが、それでも相手を裏切る行動をしてしまう。それにより愛を失い、手痛い経験から学んで成長する。その辺のリアリティーがとても良い。音楽は、ムスリムのMDなのにカルナーティック風味が随所にあるのが珍しく、ところどころにアラビックなテイストも。