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Dashavatar (Marathi/2025)をイオンシネマ市川妙典で。 

何と、本年のマラーティー語映画の興収で断トツのトップだという。そして主演俳優は81歳。スリラーとのタグもつくが、ストーリーは直線的で、隠れていた悪役が最後に分かるなどのツイストはない、民話に近いナラティブ。悪役は最初から分かっていて、コバルトの採掘のために部族の神を祀っている森を伐り崩そうとする彼らと、その地で伝統芸能に携わっている老役者との闘いを描く。爺ちゃんが殺されて息子が奮起してそこに神が降りてきちゃったりするのかと思ってたら、息子が殺され爺ちゃんが復讐するというものだった。舞台はMH州最南部のシンドゥドゥルグ。ダシャーヴァターラとは演目ではなくその地の伝統芸能ジャンルのこと。神(名前を後から調べること)とその守衛の黒豹のいる森。似たような環境破壊問題はラトナギリ県のバルスで過去にあったらしい。最後に環境保護NGOらしき群衆が出てきてコンカンの森を守れと演説するところはやや蛇足感があった。Kantaraでもそうだったけど、ヒンドゥー教大伝統の神とトライブの信仰する神とをイージーに重ね合わせていいのか問題。

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