19(1)(a) (Malayalam/2022)をオンラインで。
女性監督インドゥVSのデビュー作。オープニングクレジットでニティヤ、VJSの後に字幕のヴィヴェーク・ランジットが表示されて吃驚。Thattarambalamでコピー店の切り盛りをする女性がある時男性客からまとまった量の文書のコピーを依頼され預かるが、その男性は成果物を取りに現れず、彼女はニュースで遠いダルマプリで彼が射殺されたことを知る。その男性ガウリ・シャンカルは著名な社会改革運動家で、タミル語・マラヤーラム語・英語で活発に著述する言論人。彼女は預かった原稿を(おそらくコーッタヤムの)出版社に持ち込むが門前払いされ、ガウリの故郷のイドゥッキにも赴く。タイトルは言論の自由を保障したインド憲法の条項。名前のないヒロインはかなり長いこと原稿を抱えたままでいるのだが、その理由が今一つはっきりしないし、最後の行動に彼女を駆り立てたものもよく分からない。ガウリ・ランケーシュの殺人に想を得たことはよく分かるが、その活動家が主に何を訴えていたのかは最後の象徴的な画像でやっと分かる。演説や文章にもっと印象的な言葉を散りばめてほしかった。