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Kai Po Che! (Hindi/2013)をNTFLXで。 

最近グジャラートの例の暴動のことについて触れることが何度かあったので。傑作という扱いだけど、まあだいたい着地点の読める淡々とした話だった。暴動の描写は抑え目。前半での青春に讃歌にどれだけ感情移入できるか。タイトルのみがグジャラーティー語であるヒンディー語映画。ストーリーよりもそれが気になった。こないだ見たマラーター王国もの「Chhaava」、マドゥライが舞台の「Meenakshi Sundareshwar」、コルカタが舞台の「Kahani」、「カシミールもの」などなど他にも探せばあると思うが、言語的リアリティーを無視して現地に住む人間のドラマをヒンディー語でやってしまうというの。それに比べると異郷を舞台にしたサウス映画はいろいろ苦労しつつ、絶対に主人公をサウス人以外にはしない。断り書きを入れつつ、サウス人と現地人との会話をサウス語にしてしまったり、都合よくサウス人を登場させて周りを固めたりするけど、主人公自身を現地人とすることはない。このあたりに、「われわれ性」を無意識にも求める地方語映画の特色が出ているなと改めて思った。

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