ドキュメンタリー『RRR: Behind & Beyond』 (2024)をNTFLXで。
訳あって一昨年ぐらいにラッシュで見せて貰ってたあれの完成形であることを確認。あの時ですら「凄いもん見た!」という感想だったけど、完成したらいっそう価値が増した。1時間36分を思わずメモを取りながら(活用する当てもないのに)凄い時間をかけて見た。黒澤明の言明を待つまでもなく次作についてクドクド語りたがる映像作家はみっともないし、実際に映画祭サーキット以外のインド映画の監督たちはそれほど語らない。SSRはその最たるものだけど、オスカーのプロモーションの余波もあってか、かなり踏み込んで語っている。そのシンプルな力強い「意図」が、ネット上のオタクたちの「解釈・考察」なるものをバカバカしく思わせるような説得力。言われてみればそうとしか思えないメタファーが、なぜ初見で気が付かなかったのか。そして、各シーンに込めたそういうベーシックなコンセプトを、当たり前だが映像作家はキャスト・クルー(特にMD)にはっきりと言語化して伝えているのだ。しかし批評家・観客(自分も含め)はほとんどそれに気づいていいないように思えた。