Viduthalai Part 2 (Tamil/2024) をキネカ大森で。
昨年4月に観て以来念じ続けた待望の完結編。覚悟はしていたけど重量級の仕上がりでずどんと来る。ただ、パート1の時ほどのエッジの立った感じはなかった。先日見たテルグの極左映画「Cheemaladandu」が素朴極まりない紙芝居として表現したことを、シリアスで芸術的なタッチで繰り返した。過去の抑圧や弾圧のエピソード自体は図式的。ラージーヴ・メーナンを始めとした支配層の色白と現場の人間の色黒の対比は上手い。ただムーナール・ラメーシュの演じる警官の卑劣さが際立ってしまい、焦点がぼけた気がする。山中の道行きが徐々に警官と捕囚の関係性を切り崩していくところは『ヴィクラムとヴェーダ』を思わせた。マンジュのエピソードは美しい。ラストの銃撃戦の金縛りの緊張感からは、以前見たAnek (Hindi/2022)はやはりママゴト遊びだったことがわかった。パート1でも、あるいはAsuranでも思ったことだけど、森の恐ろしさを描出するのが本当に上手い。VJSはよく喋る役で、字幕が追い付かず。彼自身の声で日本語で吹替えてほしいと切に願った。