Premam (Telugu - 2016)を機内ビデオで。英語字幕付き。
二ヴィン・ポーリ主演マラヤーラム語大ヒット映画のリメイク。二ヴィンはこれによってスーパースターダムに肉薄したと言われている。しかし演技力以上にこの役にまず求められるのは、14,5のガキから30近い大人までを演じられる容姿である気がする。そういう意味ではナーガ・チャイタニアはテルグ映画界唯一の選択肢だったと思う。特にアタマ空っぽな14,5のガキのパートでの嵌り方はオリジナル以上だったかも。ほとんどオリジナルと変わらないものだったが、ヴェンキー伯父、ナグ父を無理やりに登場させたのはやはりテルグのテルグたる所以。シュルティが記憶喪失から回復したことを物語るエピソードはなぜか後退していて、あれでは初見の観客には意味が分からなかったのではないかと思える。それから長じた主人公の職業に今一つリアリティがないのもマイナス点か。