Spider (Telugu - 2017)を9月27日、Rex Cinemaにて。英語字幕付き。
ムルガダース監督作として期待もあったが、肩透かし。これまで各種の社会悪と戦うヒーローを描いてきたのに、ここに来て悪役をサイコパスとしたところに納得ができない。やはりマヘーシュには組織的な巨悪と戦って欲しい。インド映画にありがちだが、善の側は何をやっても許されるというのが、設定自体に露骨に取り込まれていて、それも気持ち悪かった。割と苦労してテルグ版を見たのだが、タミル版もマヘーシュがセルフダビングをしているというのを知り、あのクールボイスがタミル語を操るのを味わいたくなった。