Devara (Telugu/2024)をオンラインで。
1996年とその12年前の1984年が舞台(メインの現在時は96年より遡る?)。アーンドラ・プラデーシュ州とタミルナードゥ州の州境部分の海辺の切り立った山地ラトナギリ。そんな地形なので僻村のまま放置されたエッラ・サムドラというエリアに4つの隣接した村があり、基本的には漁村なのだが、いつしか密輸の下働きに手を染めるようになっていた。村人は元々は尚武の気風を持つ戦士の末裔で、4村が合同で行うアーユダ・プージャー(道具=武具祭り)は大祭と位置付けられていた。4村のうちの一つの村長デーヴァラは、ずば抜けた強さと冷静さを持ち合わせていたが、自分が加担した密輸が無辜の人々を殺す原因になったことを知り、足を洗う決意をする。それに反対する他の人々との間で武闘が起き、彼は姿を消す。村人たちに、再び密輸を行えば、必ず彼が犯人に死の裁きを与えると予告して。時が流れ、成長した彼の息子ヴァラダは外見こそ父に似るが、怯懦で無力な青年だった。またしても二部作。コラターラ・シヴァのストーリーは例によって緩いが、その分ジュニアの演技をたっぷりと見せることになった。