Dam 999 (English/2011)をDVDで。
怪しげな日本語字幕付き。出たと自分で言ってたティラガンは姿が見えず。予想通りのスカスカのアマチュア映画。もちろん最後の大災害の6~7分を見せるためだけに作られた。そこに至るまでの様々な人々の人生行路を描くわけだが、雑過ぎて各々を突っ込む気すら失せる。では大学の映像研並みかというとそうでもなく、それなりに金を使っている気配もあるが、イージーな脚本とアートディレクションが台無しにしている。名門のアーユルヴェーダ施設の跡取りに生まれたヴィナイは船乗りになっていたが、破綻した結婚の末に引き取った息子サムの小児糖尿病の治療のため、実家に戻る。そこには彼の出奔の原因となった幼馴染のミーラが暮らしていた。ヴィナイが乗り組んでいた船のキャプテンであるフレディ―は西ガーツ山脈のエステート経営者だったアングロ・インディアンの名家の末裔。体が不自由な姉のマリアは同地の野心家の政治家ドゥライと結婚したが、半ば幽閉されたように暮らしている。etc。半年ぐらい前にいきなりSNSのチャットをしてきて日本版DVDを出すのを手伝えとか言ってたのは監督自身だったか。