Niram(Malayalam/1999)をYTで。字幕なし。
Nuvve Kavali(字幕なし)を必要に迫られ見ていたところ、実は元ネタがあると知り半分で停止して、こちらに切り替えた。どっちにしろ字幕なしではあるけれど、クンチャッコーが主演ならば説得力が違う。コッチで同じ日に同じ病院で生まれた中産階級クリスチャンの男女は、両親までもが互いに親しく、ダメ押しでお互いが向かい合った家に住んでいる。劇中で何度もシャム双生児と形容されている二人は常に一緒にいてふざけ合う親友どうしとして育ち、カレッジに通うようになってもそれは変わらなかった。しかし二人がそれぞれに「外野」の第三者の異性から好意を告白されると、関係がぎくしゃくし始め、まず男の方が愛を自覚する。女の方ははるかに鈍くて、男の方の優柔不断とボタンの掛け違い的タイミングの悪さも手伝って、好意を寄せてきた男と婚約までしてしまう。過ちに気付いた女は自分から愛を告白するが、男はもう遅すぎると言ってその手を振りほどこうとする。よくある四角関係ものに、友情の絶対的な神聖視というこの時期のインド映画にありがちなモチーフも絡む。アクションは一切なし。