Miss. Shetty Mr. Polishetty (Telugu/2023)を川口スキップシティで。
殆ど前知識なく鑑賞。テルグ人は3~4人の1パーティだけ。アヌシュカ登場で歓声。ロンドン在住NRIで成功したシェフである女性が、ただ一人の肉親で死期の近い母の望みでHYDに移る。彼女は離婚した母を知っているため結婚に憧れない。母を見送り天涯孤独になった彼女は子供が欲しくなり、人工授精を考える。たまたま見かけた新人スタンダップ・コメディアンを見て、精子ドナーとしてスカウトするという話。Vicky Donerへの返歌といえるか。しかし精子のもつ遺伝子情報を選別するグロテスクは変わらない。主導権を持つヒロインの行動を男性に置き替えたらとんでもないミソジニー物語になる。そして最後の結婚という結論はOK Darlingを思い起こさせた。若者らしい反逆性や大胆さは結婚に至るまでのプロットだけで、最後の落ち着き先は保守的。エンディングは1キロ先から見えているが、どう着陸させるのかお手並み拝見という感じ。アヌシュカはだいぶ貫禄が付いた。そしてその体形に合わせたかのようなあまり他で見ない服を着ていた。