Fidaa (Telugu/2017)を川口スキップシティで。
大好きな一作で、プレビューを書くために先日配信で半分程度を再見していた。その前半は本当に良い。本作に関しては良い記憶しかなかったのだけど、後半はやや失速した印象。特にヒーローがキレてブチかます「田舎住みアベレージの女が、俺みたいなスーパーエリートを袖にするとは何だ」という台詞。Anandの時もあった。この身も蓋もない台詞で揺れ動いていたLoveがHateに変わるのだが、うっかり口にしていい台詞なのか。これは劇終までの間にキチンと総括すべきだったろう。それから、緊張感があるはずの2人が北米ドライブ観光旅行を楽しむくだりも弛緩した。まあ、前半の悪党退治のアクションといい、若干妥協した面はあるんだな。雨が常に降り注ぐ雨季の表現の美しさ。ただし、Avakai Biryaniで描写されたような、トイレの普及の遅れから村の広場がすなわちトイレであるというような状況は暗示すらされていなかった。ロケ地のバンスワーダはちょっとした観光地になったらしい。主演のペアは現実離れしてるけど、兄夫婦のキャラは本当に自主上映会に来てるNRI風で感心した。