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Simhadri (Telugu/2003)を池袋ヒューマックスシネマで。 

デジタルリマスター&英語字幕で。座席選択を誤り、川口の感覚でA列に座ったら、ちょっと外した。しかしまさかのおデブ時代ジュニアを劇場で英語字幕付きで見るという奇跡。見上げる角度でジュニアの太腿ばかりを凝視していた。やはりあのMGRや長谷川和夫などを彷彿させる旧時代の軽肥満体のねっとり&どろりとした色気が20歳のジュニアに宿るという信じられないビジュアルを前に唖然とする快感。そしてまた不遜さと赤子のような無垢とが交互に現れる様は口を開けて眺めるしかない。この若者をスターとして受け入れたテルグ人の高度な審美眼。例のガートでの祭礼は、ゴーダーヴァリ・ハマー・プシュカラルということなど、字幕付きで初めて分かった点も多数。しかしシンハードリのケーララにおける対としての「シンガマライ」はよく分からない。冒頭のリンガみたいなヴィシュヌのシンボルに王冠をかけるというのも意味不明。こうした現地観客にしかわからない文化的背景をどんどんそぎ落としていったのが今のラージャマウリなのだと思う。その削ぎ落しが一番過激だったのがEegaだった。

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