Devdas (Hindi/1936)をYTで。
とある研究会聴講の事前学習として。英語字幕付きだが音声がところどころ途絶える。30年代トーキー作品を見るのは3、4本目になるか。最初に観たMala Pilla(Telugu/1938)もそうだけど、ほとんど書割を使用しない屋外撮影のシーンの多さに驚く。ストーリーは淡々と進むが、デーヴダースが最初の一滴を口にするシーンが見当たらない。いつの間にか依存症になっている。これまでの全バージョンを見て思ったのだけど、必死の思いでデーヴダースの寝室を訪れるパロを拒むデーヴダースの心の動きがよく分からない、怯懦なのか傲慢なのか。そしてそれを悔いてパロを思い詰めるようになる転換点もよく分からない。確か原作もその辺りは曖昧だったと思う。女性俳優は皆大変にやせていて、棒きれのように見える。パロとチャンドラの区別もつきにくい。妓楼の客は退廃した都会人士という設定だが、フリークス性の高い人物が混じっていたのが気になった。曲のリストは分からないが「クリシュナは来ない/黒い雲はそこに」というトゥムリ風の楽曲がよかった。一部しか残っていないというベンガル語版も見たい。