Ante Sundaraniki! (Telugu/2022)を池袋ヒューマックスシネマにて。
176分の長丁場、配信だったら大変だったかも。すごい爆音にさらされ続けて台詞も多くグッタリだけど、テルグ人観客は終始気持ちよく笑い続けていた。ナーニらしい、アクション皆無&ペーソスが基調のユーモア。アメリカに行ったけど何もせずに帰ってきた部分のプロットがちょっと弱かったか。当てずっぽうで書いた「カーラーパーニーを穢れと見なす超保守派のバラモン」が当たってた。古典音楽教師のおばあちゃんが許諾の代わりにヴィーナーを弾くとか、清めの儀式のあれこれとか、好きなように笑いのネタにしている。対してクリスチャンの方にはおちょくりはない。直接的な描写はないにしても、結構な身の下ネタで話が進むのだが、ナーニ+ナスリヤだと生々しさがない。男児向けと女児向けの自転車の構造の違いにそういう意味があるのか?Thadasthu Devathaluという馬頭双身神は初めて見たが、名前は tat (so) + astu (happen or be it) からなり、その神に向かって言ったことは実現するというの、うまい使い方。