Bhool Bhulaiyaa 2 (Hindi/2022)をキネカ大森で。
期待値最低限で臨んだが、それでもチャチだった。シリーズ前作から引き継いだのは、ラージパール・ヤーダヴとクライマックスソングとベンガル人設定だけ。舞台はラージャスターンのハヴェ―リー。なのに怨霊はベンガル人女性。怨霊に取りつかれた人間がベンガル語で話すのが今になると分かった(しかし英語字幕は区別をしていない)。いきなり最初にシムラーあたりのスキー場から話が始まりそこからチャンディーガルへのバス旅行など始まり、何かと思った。そこからラージャスターンにリードペアが赴く理由がバカバカしくご都合主義で、その程度の話なんだということがそこで分かってデタッチモード。怨霊の種明かしも1キロ手前から見えてるような素朴なもので、明らかに怖がらせや謎解きが主眼の作品ではない。城館の一族の中の戯け者たち、司祭兼霊能者の一族全員がお笑い担当で、コテコテのギャグを後から後から繰り出す。憑依の芸を見せるのが女優ではなく男優というのは目新しいが、別に感動はない。タブーの演技が高い評価を得ているが、お化けとしての作りは安っぽく通俗的で冴えない。