Acharya (Telugu/2022)を川口スキップシティで。
印度人は6~7人しか見に来てなかった。アーンドラとオディシャの州境付近の部族民が住む山中の大寺院城下町が舞台。部族民は純粋な信仰と自然との共存、アーユルヴェーダの知恵などなどお約束のてんこ盛り。しかし信仰の場にサンスクリットの声明が出てくるのはやはりどうかと思った。部族民がいるところ、レアアースあり&悪徳鉱業マフィアあり。そして部族民への抑圧に対してマオイストが反撃するのも定石。しかしフィクションとはいえ極左暴力をここまでの称揚をやっちまうということはチルはもう政治家稼業は諦めたということなのか。似たような筋立てでもAkhandaはヒンドゥー右翼から絶賛され、本作はボコボコに叩かれるというのはハッキリしてなという感じ。しかし回想シーンでチルの若い頃の顔がCGで出てきたのには驚いた。ラストの悪役との対決シーンの神懸かった映像美はすごい、日食まで起きてた。悪役が串刺しされた三叉鉾から滴り落ちる血までもが美しかった。踊りは省エネタイプが多かったけど、ヒロイン抜き親子共演のBhale Bhale Banjaraでは意地を見せた。