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CBI 5:The Brain (Malayalam/2022) を川口スキップシティで。 

悪評を散々読んでしまっていたけど、そしてかなり分かりにくいストーリーではあったけど、そんなに酷い作品とも思えなかった。特に終盤キャラの立った悪役が出てきてからはメリハリが生まれた。ただし、怪しい人間の怪しいエピソードを撒餌としてばらまきすぎたため、回収されずに途中で消えてしまったエピソードがあったのではないか。女弁護士を巡るものとか、行方不明のムスリムの男とか。トリックの要の心臓ペースメーカーも、あの人がつけているという説明あったっけ?ぐっと来たのはほんの一瞬セードゥラーマが自宅のプージャー・ルームでお勤めするシーン。ジャガティの登場シーンは単なる同窓会的な記念撮影かと思ったけど、ちゃんと必然性があって捜査の重要な転換点となるものとして組み込まれていた。全身の麻痺は、共和国歴代首相の不自然な死の真相に肉薄しすぎたために謀殺されかかったというエピソードとなった。以前見たOneもそうだったけど、踊りはおろか歌もコメディーもない160分をエンターテインメントとして受容するケーララ人はやはり凄いと思った。

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