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Bangarraju (Telugu/2022)を川口スキップシティで。 

せっかくのサンクラーンティ映画なのにインド人ゼロ、観客は15人いなかった。まあこれはナーガールジュナの映画なのだと思って見れば腹立ちも少なくはなるが、チャイは本当にしょうもない。名門に生まれて引くに引けない立場なのは分かるが、一体何年ヒーロー俳優やってんだよという感じ。いまだに父におんぶに抱っこかよ。後ろ盾のない俳優ならとっくに脇役か悪役になってた。サンクラーンティのおめでたい絵柄の連続で、バイオレンスやエロは抑え目。天界(インドラの統べるスワルガ・ローカで、至高のヴァイクンタよりは下らしい)のキラキラの描写が楽しい。後半はシヴァ系のイコノロジーに彩られた土俗神話譚的なエピソードも混じるが、神の絵姿は現れない。聖蛇シャンカラーバラナムが活躍する。かなり前に撮了していたのだろうが、チャイが後半で親戚の女性に家族愛や夫婦愛を説いて改心させる下りは痛すぎ。天界と共に重要な緑の田園風景は、マイソール周辺で撮影されたというのを知っていたが、今のAPだと田舎に行ってもゴミだらけで無理なんだろうなという、過去の見聞から来る納得。

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