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Kunju Daivam (Malayalam/2018)をYTで。 

素人臭い英語字幕付き。ジヨー・ベービ作品なのにThank Godで始まる。前半は田舎で育つ純朴な少年のあれこれを童話調に描く。汚れた大人と純粋な子供の対比と、子供が初めて直面する死が基調。後半で、優等生ながら難病を持つ9年生の少女が現れ、6年生の主人公が腎臓移植を助けるために奔走する。「物の分かった」大人たちは少年の奔走を空回りと見て、鎮めようとするが、彼は矯められることがない。金の工面はできた者の、腎臓の提供者が見つからずにいるところに、名乗り出たのはデカい図体を持て余した万年子供のシブだった。きれいな良い話だったのだけれど、今一つ食い足りない。つい比較してしまうのはManjadikuduで、こちらも子供の純粋と大人の不純とが対比的に描かれたものだったけど、そこにはもう後戻りのできない大人の已むに已まれぬ事情があったし、自分の力ではどうにもならぬことがあるのを初めて知る子供の消沈があった。前作2 Penkuttygalとは違い社会の抱える問題は前面に出てこず、これは児童を描いた児童映画と言っていいものなのかと思った。

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