フォロー

Enai Noki Paayum Thota (Tamil/2019)をSGAPで。 

151分、ガウタム・メーナンの悪い所の集大成みたいだった。Neethaane En Ponvasantham (2012)みたいな延々たる恋愛模様の描写にオーバーラップで「ビースト・モード」のアクションも加えてきて、しかもお得意の自分語りモードでぼそぼそとナレーションする。ソングが無闇に多い印象があったが、後から見たら全9曲で全部バラード。誰も止めなかったのか。キスシーンを入れ、ベッドシーンも暗示するのもいつもの作風。悪役に強烈なキャラを配置せず、団体戦にしたのはリアリティの追及だったのか。その割にはIT野郎の主人公は無痛症で超人的身体能力という設定になってるが。一番悪いことになってるクベーラというキャラがぼんやりと曖昧。ティーンエージャーで家出した兄がムンバイで優秀な警察官になってるというのは映画の中だから分かるが、内通者に仕立て上げられた経緯が曖昧、それとヒロインの救出とを繋げるロジックが弱すぎる。主人公の絶体絶命からの奇跡の脱出が3回もあるのだが、余り説得力無し。まさにtedious watch。

ログインして会話に参加
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。