Chekka Chivantha Vaanam (Tamil/2018)をDVDで。
久しぶりに途中で止まるDVDだった。なだ最後にダーは時にクンティーにも見えた。疑いなく、彼女とプラカーシュ・ラージ、アラヴィンド・スワーミがシェイクスピア的な世界を支えている。最後に全部持ってくVJSはひとりだけ「血の抗争」的なざらついた世界にいる。アルンとシンブは血気盛んで軽薄な若いのという役どころなんだから薄っぺらくても構わないのだが、今一つ。これをファハドとドゥルカルでやっていたらどうなっていたか。アルンの根城がドゥバイというのは、富と享楽の巷の典型として分かるが、シンブの方のセルビアというのはロケの都合意外に必然性があったか。なんか寒々しい。ジョーティカは悪くないけど、もう少し鉄火なシーンがあってもよかったと思う。極妻軍団は気の強さというのはあっても、あまり内面的な肉付けはない。スリラーではあるが、最後のあれ以外にはどんでん返しはない。アクションシーンもあるが、銃を向けられた人間はやはり死ぬし、奇跡の脱出とかはない。あくまでも人間ドラマ。ARRのソングは驚くほどに引っかかりなく何も残らなかった。
Chekka Chivantha Vaanam (Tamil/2018)をDVDで。
昨日の投稿に途中で文字飛びが起きてた。そこで書いていたことを再現する。
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久しぶりに途中で止まるDVDだった。なだめながら何とか見通した。まだ感想がまとまり切れない。途中は「あれ、これシェイクスピアの翻案だったっけ?」というくらいの根源的な人間ドラマに見え、ところどころでマハーバーラタにも見え(ジャヤスダーとクンティーが重なった)、最後はタミル・ニューウェーブになった。ジャヤスダーとプラカーシュ・ラージ、アラヴィンド・スワーミがシェイクスピア的な世界を支えている。