1: Nenokkadine (Telugu/2014)をYTで。
封切り時に見て以来2度目。2時間54分。ラスト近くの子供時代の自分を追いかけるマヘーシュのシーンに吸い込まれるような感じを受けたのは今でもよく覚えてる。再見したくてDVDをしつこく探したが、テルグ版がDVDになることはなかった。奇異なのはその場面の舞台がBelfast, South Englandとされていたこと。有名な吊り橋なども登場し、どう考えても北アイルランドのベルファストなのだが。そしてベルファストとゴアをつなぐ線が全く分からない。かなり本格的なサイコスリラーで、よく考えられた脚本なのだが、それでもテルグの観客の嗜好に合わせた全部盛りにしたため大長編になった。サイコロジカルなツイストは洗練されているが、主人公をロックスターにしたあたりとかは対照的に非常に雜。テルグ・メジャー作品の抱える問題を炙り出す典型的な一作。本作でデビューのクリティがその後ボリで堅実にやってるのは驚き。ナヴィーンはそれほど印象的ではないが適役ではある。最後の方になって出てくる父親役はあのアーナンドだったかと後から調べて溜息。マヘーシュの筋肉