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Yatra (Telugu - 2019)をUSAPで。 

昨年の総選挙がらみで無闇と作られた政治家の伝記映画のうちのひとつ。マンムーティが主演じゃなければ見てなかった。結果としては見て良かったし、勉強になった。伝記とはいっても、幼少期から死までを時系列で描くのではなく、2003年の州会議員選挙での巻き返しのためにパーダヤートラを決行するところだけに絞っているのがいい。彼の敵はTDP以上に、コングレス内の「ハイコマンド」であるというのが全編を通して語られる。この辺り、NTRが自前政党をおったてて州政権を会議派から奪取した時の状況とほぼ変わっていないのがよく分かる。マンムーティの神彩が、このプロパガンダを格調高いものにしているし、CBS、ジャガン、ソニアを画面に出さなかったのが英断だったと思う。腹心のKVPを演じるラーオ・ラメーシュも良かった。クリスチャンとしての描写は全くなかった。彼が政界入りする前は「1ルピー・ドクター」と呼ばれていたというの、メルサルの元ネタはこれだったかと思った。やむを得ないこととはいえ、エンディングロールで本物のYSRやジャガンの記録映像を入れたのは興ざめだった。

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