OMG – Oh My God! (Hindi/2012)をNTFLXで。
邦題は『オーマイゴッド 〜神への訴状〜』。月末で配信終了とのことでざわついていたので、もう一度見とくかと思った。日本語字幕は例によってグダグダ。Go go Govindaを「行け 行け ゴービンダ」とするのは意訳としてありなのかどうか。とはいえ裁判シーンは日本語化のせいでよくわかった。よく分かったところで、どうかというと、ボリウッドのソシオファンタジー(特にPKとか)にありがちな賢げでこぢんまりとした感じがつまらないなあと思った。クライマックスは感動というよりは理知的な感銘。まあただ、言ってることは結構過激だ。「神を信じよ、だが寺院には詣でるな、お印も求めるな」だもの。ラスト近くで怪しげな宗教家の言う「人は弱いのだ、彼らは必ずまた寺に来る」という意味の台詞が逆に重みをもつ。これを見ると、Mayabazaar (Telugu/2006)なんかの圧倒的な神様の強さが慕わしくなる。神が真の姿を見せるシーンの安っぽさとか(北インド風のあの衣装はいただけない)。逆に現代装束での神性の表出はさすがにアッキーと思ったのだった。