Huli Hebbuli (Kannada/1987)をErosNowで。
未知のシャンカルナーグ英語字幕付きを引き続き。これはかなり楽しい。相変わらずプロダクション・バリューは最低ではあるが。シーンとシーンの繋ぎが粗雑で唐突。それ今になっていうか!的なご都合主義プロットが後から後から。愛の芽ばえとか愛が不信に転じるなどのシーンの描写が手抜き。悪者がプロレスラーの衣装みたいなのでキメていて、その衣装を無理やり他人に着せると冤罪が成り立つとか。文字通りの濡れ衣。シャンカルナーグは警官の制服がどうしてこんなに似合うのか。そして何故かヒッピー風の奇態な変装で悪の巣窟に乗り込むダンスシーンが二つもある。スマラターはこの年に本作とThoovanathumbikalに出てたのか、すごいコントラスト。そしてまさかのアナントナーグの拡大カメオにびっくり。生き別れの兄弟役なら本来はこの人のはずだが、キャラが全く合わないからゲストに収まったのか。リーラーヴァティは典型的な「カンナダ映画のおかん」を演じて見事。シャンカルナーグのアクション映画は必ずしも彼のワンマンショーではないものもあると分かったのが収穫。