Padman (Hindi/2018)をNTFXで。
日本で劇場公開された作品だけど、ネトフリの字幕はオリジナルのようで、相変わらずひどい。チェンナイをチェンマイとしていたり、ヒンディー語とすべきところをヒンドゥー語としていたり。ストーリーはまあ実話ベースだし、予想していた通り。サニタリーパッド制作の技術的苦労よりも、これを女性に使わせる&女性に大っぴらに語らせることの方が大変だったというところがストーリーの肝。技術的な面では、幸運をもたらす奇跡の出会いが数回なければ、この人の成功はなかったというのが逆に不安にさせる。バッチャンによる表彰、国連での演説+パドマブーシャン受賞という、「偉い人に褒められたから偉い」というロジックで大団円になるところは、日本の観客にはあまり評判が良くなかったことが分かる。しかしこれは、演説で〆るところと並んでインド映画あるあるだ。こういう有用なメッセージを含んだ作品はインドでも絶賛の嵐かと思ったら、現地レビューも案外渋いものだった。特にロマンス的な展開を入れてきた後半が非難された模様。自分にはアクシャイの役へのハマらなさ(演技力とは別のところで)が一番の不満。