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ヘタレなロボット、日系ヒロイン、渋いキャスティングとか、惹かれる要素が多かったが、ちょっと拍子抜け。まずロボットが笑いをとるものなのは明白だが、それにしてもロボットらしく見せようとする工夫がない。中に小さい人が入ってるのがダダ洩れな演出。日系ヒロイン登場シーンで中国風音楽が流れるとか、甘さが目についた。日本企業のロボットなのに舞台がロシアというのも謎過ぎだし。サウビン&スラージの芝居が上手いことは分かり切ってたけど、その上手さが発揮されるシーンが浮いていた気がする。ただ、現地レビューを見てみるとえらく評判がいい。たぶんこれは台詞(特に前半の)が一々味わい深いという類の作品なんだと思う。それが英語字幕になると、多分味わいの70%ぐらいは蒸発してしまうのではないか。ともあれここからはレビュー読み込みをしよう。ロボットに機械らしさが足りないのは最大の弱点だが、それでもタハっと笑ってしまうところが何か所かはあった。ラジニのロボットの逆を行き、ロボットが変わるのじゃなく、人間が変わる話。