Oru Kuprasidha Payyan (Malayalam - 2018)をDVDで。
マドゥパール監督、トヴィノ・トーマス主演ということで、高い期待で臨んだけど、色々残念。一番の敗因はミスキャスト。トヴィノをDQNでボケナス役で起用というのに無理がありすぎる。いくら演技力でカバーしても、色白すぎ、ガタイが良すぎ。そしてコマーシャル・エレメントを求める声に押し切られたのか、浮きまくりのサービスショット連発がイタい。二ミシャ・サジャヤンとスジート・シャンカルは快演。悪役のネドゥムディ・ヴェーヌも良かった。なんだかんだ言ってほとんど途中休憩も入れずに見れたんだから、ストーリーは悪くないのだ。ただし冒頭のジャッリカットウもどきの意味はよくわからない。二ミシャが演じる新人弁護士とヴェーヌ演じるパワハラ野郎との対決を前面に出したらスッキリしたのに。実話に基づいた警察によるフレームアッップの告発がメインテーマだが、警察の手法が雑過ぎないか。それから、52歳の熟年女性が名誉殺人の犠牲者というのも意表を突くもので、ここも実話ベースなら背筋が寒くなる。マドゥパル監督前二作に合った風格がないのが残念。