過去に、字幕翻訳学校の生徒のやった翻訳を検品した時
の経験。基本英単語のみを使った短文(文脈の理解がないと意味がとれない)の訳が滅茶苦茶で、学校の講師のチェックが入ってそれだったのであきれ返った。「意味が分からない箇所は雰囲気で適当に創作しとけ」と指導しているとしか思えなかった。知り合いのプロ翻訳家によれば、翻訳学校への入学にはTOEICの点数が求められるわけでもなく、育成するというよりはむしろ振るい落とす場だとのこと。でも、能力を欠いてるのにしがみつき、我流で翻訳家を名乗る諦めの悪い人間も一定数いるんだよね。