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Manto (Hindi - 2018)をTUFS Cinemaで。邦題は『マントー』。そのために来日した監督による舞台挨拶と質疑応答つき。 

外国語大学での上映として、コンテンツ選定から、事前学習のための特設サイト開設、終映後のレクチャーまで、その特性を生かし切ったものだった。ほとんどの観客に馴染みのない文人の伝記映画として、やはりあれは必須なものだったのだろう。もちろん、過度に教養主義的という批判もあるだろうが。内容は、マントーの生涯のうちの、文人として最も脂ののり切った時期の描写に、シームレスに作中世界の映像化が混ざるというもの。決して本作の独創ではないものの、映像の洗練に舌を巻く。分離独立の巨大な影。「悩める画家がカンバスを引き裂く」に近い中二病的なプロットもあるものの、優れた演技者と洗練された映像が、深みを持ったものにしている。技術陣で特筆すべきはカールティク・ヴィジャイのカメラと、ラスール・プークッティの音響か。そう思って臨んだせいか音はともかくエッジが立っていたように思う。劇中で「これは何の音か?」と不審に思う箇所があったのだけど、もう忘れてる。DVDで確認しなければ。

Manto (Hindi - 2018)をTUFS Cinemaで。邦題は『マントー』。そのために来日した監督による舞台挨拶と質疑応答つき。 

追記:ムンバイの映画プロデューサーのオフィスで、女優志望の2人の娘を肥えたプロデューサー(まさかリシ・カプールがこんな役で出てくるとは思わず)が上衣を脱がせて検分するシーン。プロデューサーが色白の方がいいなと言うのはまあ想定内だけど、色白娘の方がどことなく西欧的な顔立ちをしており、またオフィスへの来客にも動じることがないというあたりに、演出の細かさを感じた。

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