約1年ぶりにKaala (Tamil - 2018)をDVDで。
英語字幕付きDVDをゲットしたのだけど、画質は明らかに低いので、スクリーンで見たあの感動を台無しにしそうで今まで封印してた。しかし、劇中に仕込まれた隠れたメッセージ的なものを検証する必要があって観ることになった。しかし実見すれば、思わせぶりな記号はさほど多くない。それよりも、破滅へと向かうストーリーのうねりの見事さに感じ入った。そしてそのキャリア中ではかなり珍しい、追い詰められていく落城の領主を演じるラジニの芝居の確かさ。最後の数分のあの幻想的なシーンの、音楽とぴったりシンクロした振付・編集の見事さは、何回見ても見飽きない。