Jersey (Telugu - 2019)を川口スキップシティで。
正直なところ、この類の生真面目な作品はいまひとつ乗り切れないのだが、まずまず綺麗にまとまった一本。スポーツ映画なので最後はある種の勝利で終わるだろうことは予想でき、それは予想通りになるのだけど、クライマックスでちょっとしたサプライズがあり、それはとても良かった。ただ、全然違う映画だけど『カーンチワラム サリーを織る人』なんかでも感じたのと同じく、子供の望みを叶えることに親が常軌を逸するほどに全てをなげうってしまうというの、まるでバクティ映画で信者が体の一部を神にささげる行みたいに思えて、若干気持ちが悪い。貧乏な家という設定の中で、それでも妻が綺麗な服を着る言い訳をちゃんと用意した設定が良かった。ジャーナリスト役で登場するサヌシャ(後から調べて分かった)が凄かったな。10年前のReniguntaの少女とは別人みたいな育ちっぷり。そしてラストシーンで27年後のジャーナリストとして登場するところではホントの小母さんになってた。なんだなんだという感じ。