Nenu Naa Rakshasi (Telugu - 2011) をDVDで。
事情あってラーナーの主演作はなるだけ見といた方がいい状況になったので、まずDVDになってるこれから潰した。よくよく見れば監督はプーリ・ジャガンナードとあり、居住まいを正して臨んだが、やや見通すのが辛い出来。デビューから僅か三作目のラーナーが頼りないのはしょうがないとして(デビュー作のLeaderはシェーカル・カンムラ監督の演出がよほど良かったのだと思った)、テーマも鋭いし、全体にイイ感じに転がりそうなのに、不発なプロットがいくつも。アリーのレイシスト系エロジョークはただもう痛い。プーリ・ジャガンナードはやっぱ2006年のPokiriあたりが頂上だったのかな。2015年のTemperにはかなりの感動があったのだけど、あれはNTRジュニアの演技力でねじ伏せたものだったのかも。プロットの細かい整合性の雑さが気になって作品が評価できないのは、自分が気難しくなったからなのか、映画にパワーがないからなのかよく分からない。結局裏切らなかったのはイリヤーナーの腰のラインだけだったかも。ラーナーの踊りの能力には重大な疑惑。