K.G.F ※とりとめのない書付
人望、権力、金と母親が願ったあらゆる物を手に入れても、愛した女とその子供、人並みの幸せな家庭を築くことはできなかった。父親になれない英雄。どこまでも個であり続ける。
全てを得て全てを失う様は『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を想起させたが、CHAPTER3があるのは夢のような泡のような結末だと感じた。
ロッキーの存在を完全に抹消する必要が最後まで感じられなかったが…アメリカ政府の管理下(?)となったロッキーを逃がすため…ではないであろうし。
主人公の圧倒的なカリスマを示すためには、多数の群衆の力強い演技が必要なのだとひしひしと感じた。モブのみなさんが感情豊かに演じるからこそスターが輝く。