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蜘蛛嫌いだが蜘蛛ものの作品は大好きで、例えばクリント・イーストウッドも出演した『世紀の怪物タランチュラの襲撃』(’56)から所謂「お馬鹿映画」と云われる『ジャイアント・スパイダー大襲撃』(’75)、そしてスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の(Arachnophobia=蜘蛛恐怖症という言葉を知った)『アラクノフォビア』(’90)。『スパイダーパニック』(’02)では大量の大蜘蛛に鳥肌を立てながら観てしまうくらい。映画ばかりではなく、スティーヴン・キング(彼も大の蜘蛛嫌い)の『IT』や、先の『耳嚢』における大蜘蛛の怪異や『平家物語』の「剣巻」等、読み物にも目を通さねば気が済まないのも私に課せられた業のひとつ。『耳嚢』の蜘蛛は一尺、『平家物語』の蜘蛛ときたら四尺、それを想像しながら読むにあたっては、全身総毛立たせ、読み終わった後も暫くは眠りにつけない。そういえば『ゲゲゲの鬼太郎』のテレヴィ・シリーズ第2期(’71)15話の「牛鬼」(実際には蜘蛛の妖怪ではないが、その形状から私には蜘蛛を連想させられてしまった)はこれ以上に無い程に蜘蛛の恐怖を植え付けさせたものとなっている。恐怖は悦楽なり。

キューブリックの『A.I.』が観たかった民です。

10分過ぎから始まるOP。不可解に入り組んだストーリー。悪役然とした女ボス。差迫る危機。無駄を省いたあらゆる効果。次回への余韻を残すエンディング。やたらと長いエンドロール。最高かよ『ジュラシック・シャーク』 eigadon.net/media/HkClmyyTEg1c

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