@tacchan その視点からすると、新エヴァの世界の作り込みも、ちょっと、というか、かなり微妙なんだよね。というか、新エヴァの製作陣は世界の作り込みに対して、あんまり興味はないみたい。
説明は難しいんだけど、新エヴァで描かれているあの世界は、現実世界なんだよね。現実世界の中でエヴァが戦う、みたいな感じで作られてる。そう。ゴジラみたいな感じなんだよ。ゴジラは現実世界の中で怪獣が暴れる話じゃん?新エヴァは、現実世界でネルフと使徒が戦う話になっちゃった。もちろんそれはそれで良いのかもしれないが、かつてあった、SF映画としての魅力がかなーり薄まってしまったんだよね。
旧エヴァで描かれている世界は、紛れもなく架空世界なんだ。架空世界の中でネルフと使徒が戦う話になっている。そのかわり現実世界ではないから、現実世界でネルフと使徒が戦う迫力、という面での魅力は薄いんだよね。
どっちが良いという話ではないんだ。多分旧エヴァと新エヴァの製作陣の指向性の違いなんだと思う。
旧エヴァの人類補完計画って、冷静に考えるとものすごく突拍子もなく、滑稽な計画なんだよね。ぶっちゃけ、クレしんの劇場版によく出てくる、おふざけ作戦、例えばブタのヒヅメ計画と同じようなもんだと思う。コメディ作品に出てきそうなモチーフ。
でもそれを滑稽に茶化すのではなく、作品の世界の中に現実味を持って存在させているところが、旧エヴァ製作陣の能力、やっぱり凄い!んだよな。
SF映画っていうのは、観客が作品の世界に違和感なく入り込めるか?もっというと、どれだけ現実味のある世界を作り込めるか?いやちょっと違うか、、、言い方が難しい、、、どれだけ現実世界とのつながりを保ちながら、架空の世界を作り込むか?みたいなところで作品の良し悪しがほぼ決まるものだと思っている。スターウォーズしかり、ブレランしかり。
庵野監督たちのアニメ制作グループがむかし作ったオネアミスの翼っていうSFアニメがあるんだけど、それが非常によくできており、作品の中の世界の作り込みが凄いんだよね。
その流れを汲んでいるおかげか、旧エヴァの世界の作り込みってめちゃくちゃ上手いんだよね。
エヴァのTV版から旧・新劇場版を割と真面目に(シラフな状態で)全部観た。
やはり、新劇場版には、かつてのTV旧劇場版にあった「心の空白」という主題がすっぽりと抜け落ちている。旧作では明らかに「普遍的な心の救済」みたいなものの映像化を目指していたと思われるが、その試みはうまくいかなかった(TV版の25,26話は、碇シンジの場合における心の救済を文字で延々と説明するということでお茶を濁したw)。でも少なくともやろうとしていることは明確であり、第1話から最終話まで一貫した作風があったし、巻いた伏線をきちんと回収していた印象もある。
まぁうまくいかなかったのは無理もない。「普遍的な心の救済」これは、かつての宗教の最終目的だ。世界の宗教でもまだ完全には達成できてない。ましてや全26話程度のアニメでできることじゃないw。
結局最後は「普遍的、かつ、完全なる心の救済なんてねーんだ。他人と傷付け合いながら頑張れ」みたいな結論になっていたと思う。
新劇場版はただのアクションアニメだ。安心して観ていられるが、何かやはり物足りない。映像は確かにすごくなってるけど、その映像に作家の魂はあるのだろうか。
御用牙
ただただ衝撃だ・・・・・。もうあれこれ言うのに疲れたので、本作を観た後で連想するキーワードをいくつか述べる。
ち○こ。男尊女卑。合体。吉原。メリケンサック。ランボー。ドM。拷問。メル・ギブソン。
ち○こって、こうやって鍛えるのか・・・。今まで誰も教えてくれなかったから知らなかったぜ。少林寺憲法で手を鍛えるやつと同じで良いんだな。
アダルトビデオをパケ買いしてはダメなのはよく分かっているのだが、時代劇でも同じなのだ。ポスターを観て映画館に行って、とんでもない映画を観させられたと言う昔話はよく聞くが・・・。三隅監督と勝新太郎の時代劇だったから正統派時代劇かと思っていたんだけど・・・想像していたのと全然違っていた。
いやぁ。本当に最高ですねぇ。期待を裏切る映画って最高じゃないですか?